UpCell®

細胞シート回収用温度応答性細胞培養器材

日本初の再生医療基盤技術「細胞シート工学」を世界へ 日本初の再生医療基盤技術「細胞シート工学」を世界へ

独自のナノ表面設計により温度応答性ポリマー(PIPAAm)を器材表面に固定化しました。
これにより器材表面は32度を境に可逆的に疎水性(細胞接着表面)親水性(細胞遊離表面)に変化。
トリプシン等、細胞に損傷を与える酵素を一切用いることなく、温度を20-25度にして10-30分程度待
つだけで、無傷な細胞がシート状に回収できます。

特徴

  • 温度制御により簡単に細胞がシート状に回収可能
  • 回収した細胞シートは細胞外マトリクスを完全保持
  • 細胞に障害を与えるトリプシンが一切不要
  • 再生医療研究に用いる組織の培養に
  • ホモ/ヘテロな細胞シートを重ねる3D培養に
  • 温度応答性細胞シート・細胞回収培養器材UpCell®に高剥離タイプと低剥離タイプが加わりました

メリット

  • 細胞シート回収のイメージ図
  • UpCell®と通常培養皿との細胞回収比較

回収した細胞シートは細胞外マトリクスを保持しているため、移植の際に縫合が一切不要です。
また、細胞外に発現しているタンパク質なども低損傷なため、細胞シート同士を重ねた3D培養も容易です。
なお、温度応答性ポリマーは器材表面に共有結合されていますので、細胞回収とともに剥がれることは一切ありません。安心してお使い頂けます。

アプリケーション

  • UpCell®の適用細胞種
    • UpCell®の適用細胞種
    • 細胞の遊離状況は細胞種や培養条件によって異なります。左図はあくまでも目安としてお考え下さい。

  • UpCell®のECMコーティング推奨濃度
    • ECM 推奨濃度範囲
      Laminin
      Collagen Ⅰ
      Collagen Ⅳ
      Poly-D-Lysine
      10~100㎍/mL(1~10㎍/cm2
      30~300㎍/mL(3~30㎍/cm2
      3~100㎍/mL(0.3~10㎍/cm2
      30~100㎍/mL(3~10㎍/cm2
    • UpCell®上に細胞と相性の良いマトリクスをコーティングして、細胞の初期接着を向上させることができます。
      PC12HS細胞を用いて、増殖率の向上するECM溶液の濃度範囲を決定しました。
      詳しくはこちらのデータ集をご覧ください。

使用上の注意

  • 細胞の培養
  • 使用する培地をあらかじめ37℃に温めます。
    細胞播種時は、温めた培地を必ず使用して下さい。
    細胞が1箇所に集中して増殖するのを避ける為に、播種後最長2時間程度は15~30分置きにディッシュを揺すり、細胞が均一に接着していることを確認して下さい。
    ウェル表面は32℃以上で疎水性になりますので、細胞の培養は必ず32℃以上で行って下さい。(弊社推奨培養温度は37℃です)
    培地の交換等は表面処理を施していない通常の培養皿と同様の方法で行って下さい。また、交換する培地は必ず37℃に温めたものを使用して下さい。
    細胞が付着しにくい場合は、コラーゲン、フィブロネクチン、ポリLリジンの器材表面へのコーティングあるいは血清入りの培地を使用して下さい。(※細胞の種類によっては、やや付着が遅いものがあります。予め御了承下さい。)
    室温下での作業(顕微鏡による観察など)は短時間で行って下さい。

  • 細胞の回収
  • 培養表面は32℃以下で親水性となり、細胞が遊離しやすくなります。
    細胞を回収する時は温度を20℃程度に下げ、30分ほどそのまま静置して下さい。細胞の種類によっては自然に遊離します。
    20℃に温度低下後、30分程度静置しても細胞が付着したままの場合、ウェル内の培地を穏やかにピペッティングすると、付着していた細胞が剥がれてきます。(※細胞の種類によっては完全に剥がれないものがあります。予め御了承下さい。)
    細胞がコンフルエントになる前に温度を下げる方が、細胞懸濁液の調製は容易です。
    本製品はディスポーザブルタイプです。繰り返しのご使用は控えて頂ける様お願い致します。
    直射日光を避けて常温で保管して下さい。

  • UpCell®を使用した細胞シートの回収方法
  • 培地量を調整

    1.細胞が十分コンフルエントになったら細胞が浸る程度に培地量を調整する。

    細胞表面にやさしく静置し、温度処理

    2.温度処理を行った後、細胞シート支持体として吸水性のある支持体(品番CSD001:CellShifterや親水性PVDF膜など推奨)を細胞表面にやさしく静置し、10~30 分程度温度処理を行います。

    ゆっくりとディッシュより剥がす

    3.支持体と細胞シートを、ゆっくりとディッシュより剥がします。

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