HydroCell®
超低付着性細胞培養器材


独自のナノ表面設計技術を応用し、超親水性ポリマーを器材表面に固定(共有結合)しています。
このポリマーは超親水性であることに加え、自由水の膜を作ります。
「超親水」+「自由水」のダブル効果により、従来の低付着性器材を遥かに凌駕する低付着性能を実現しました。
特徴
- 器材全面において、細胞の付着を抑制
- マクロファージの培養に
- ES細胞の胚葉体形成に
- 軟骨細胞等の分化誘導(スフェロイド形成)に
- 抗がん剤のスクリーニングに(ソフト・アガー・アッセイの代替)
メリット
HydroCell®の優位性
- 細胞回収率99%超。徹底した作り込みにより、器材の「へり」にも吸着しません。
- 希少性の高いサンプルなども確実に回収できます。
- 器材全面において、細胞の付着を抑えます。
アプリケーション
- 細胞培養面で、細胞の付着を完全抑制
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- マクロファージの培養
- 軟骨細胞等の分化誘導(スフェロイド形成)
- ES細胞の胚様体形成
- 希少細胞の調製・回収
- 抗がん剤のスクリーニング(ソフト・アガー・アッセイの代替に)
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使用上の注意
- 細胞の培養
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- 細胞の播種・培地の交換は器材表面を傷つけないように注意して下さい。
- その他は表面処理を施していない器材と同様の注意でご使用になれます。
- 細胞の回収後
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- 本製品はディスポーザブルタイプです。繰り返しのご使用は控えて頂ける様お願い致します。
- マクロファージの培養
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諸条件を揃え、(1) HydroCell®、(2) 市販の低付着性器材、(3) 通常の培養皿でマクロファージを3日間培養した後、観察。(2) 及び (3)では細胞の付着・伸展が見られるが、(1)では99%超の細胞が浮遊している。
(1)HydroCell® (2)市販の低付着性器材 (3)通常の培養皿
- A-549の培養
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諸条件を揃え、(1) HydroCell®、及び (2) 通常の培養皿でA-549を3日間培養した後、観察。(2)では細胞の付着・伸展が見られるが、(1)では99%超の細胞が浮遊している。
(1)HydroCell® (2)通常の培養皿
- NRK培養による各社低付着性器材比較
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NRKを各社低付着性培養皿に播種、5日間培養した。培養終了後、器材表面に付着した細胞数を吸光度で測定したところ、弊社HydroCell®が最も足場依存性細胞の増殖を抑える事が確認された。
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- ヒトES細胞の胚様体形成の比較
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ES細胞(胚性幹細胞)をHydroCell®及び表面処理を行っていないバクテリア培養用のディッシュ(Normal dish)に播種して培養した。HydroCell®では細胞の接着がなく、均一に胚様体の形成が可能だが、Normal dishでは細胞の接着が見られる。
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アプリケーションノート
データ集・論文
仕様
YouTubeにてサイズと実物の製品をご覧いただけます。そちらも合わせてご覧ください。
品名 | サイズ(mm) | 表面積 | 容量 | 品番 | 包装 |
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T75 Flask | 81(W)×125(L)*キャップ及びネックを除く | 75cm2 | 260mL | CSF075 | 20個 |
T25 Flask | 50(W)×76(L)*キャップ及びネックを除く | 25cm2 | 70mL | CSF025 | 12個 |
関連情報
サンプル請求・お問い合わせ
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