ごあいさつ

  • 代表取締役社長 橋本 せつ子
  • 株主の皆さまには、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申しあげます。
    新型コロナウイルス感染症の治療薬の開発やワクチン接種の普及により経済活動の回復の兆しがみられる一方、原油価格や輸送コストの上昇などが経済活動を圧迫し、引き続き予断を許さない状況が続いております。当社においては、リモートワークを積極的に活用し、再生医療支援事業及び細胞シート再生医療事業における活動を推進いたしました。

培養器材事業では、新型コロナウイルスなどの感染症予防及び治療法を開発する新たな市場へ器材製品の供給を開始しました。また、拡大する器材製品の需要に対応するため開発・製造施設「青海セルカルチャーイノベーションセンター」を新設し稼働を開始しました。再生医療受託サービスは、再生医療等安全性確保法に基づき特定細胞加工物製造許可を取得した細胞培養センター(CPC)において、昨年に引き続き東海大学より先進医療Bの自己軟骨細胞シートの製造を受託しました。

食道再生上皮シートは、医薬品医療機器等法(薬機法)のもと2020年10月に治験届を提出後、追加治験を実施して参りました。製造販売承認申請の時期を2025年に予定しておりますが、追加治験はステロイド投与にリスクがある患者に限定したこと、また実質3年目を迎えた新型コロナウイルスによるパンデミックなどの影響もあり、必要症例数の確保に向け、治験施設の追加など早期承認のため施策を引き続き検討して参ります。同種軟骨細胞シートは、薬機法のもとでの製造販売承認の取得を目指して開発を進めております。2020年12月に国立成育医療研究センターから多指症患者から採取した軟骨組織の提供について承認を取得し、2021年7月には、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が公募した補助事業に採択されました。変形性膝関節症治療製品の産業化を加速することを目的としており、早期の企業治験を開始するための研究開発を加速して参ります。2022年末に治験届の提出、最終的には薬機法の下で再生医療等製品としての製造販売承認の取得を予定しております。

日本発の細胞シート工学を基盤とした治療法を世界中へ届けるために、細胞シート再生医療製品の事業化に向けた取り組みを続けてまいります。直近では、2022年3月17日から19日の3日間、第21回日本再生医療学会総会がオンラインにて開催されました。当社は、 培養関連製品、受託サービスに関する展示、共催学術セミナー、ショートプレゼンテーションセッションの発表を行いました。共催学術セミナー及びショートプレゼンテーションセッションでは、同種軟骨細胞シートの開発について講演いたしました。株主の皆様には、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

橋本 せつ子