ごあいさつ
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2026年を迎えて
代表取締役社長 橋本 せつ子
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2026年のはじまりにあたり、ご挨拶申し上げます。
2025年、国外では米国の政権交代に伴う政策の変化が世界経済に影響を及ぼしました。一方でウクライナ、中東など国際情勢は緊迫した状況が続いております。国内では大阪・関西万博が開催され、再生医療を初めとした先端技術が国内外の注目を集めました。また、憲政史上初の女性首相が誕生いたしました。
そのような中、2025年の当社においては、2030年までに同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の製造販売承認を取得することを目標として事業化を推進いたしました。2025年10月9日に第3相試験の第1例目の症例が登録されました。この治験を確実に進め、一日も早く、この革新的な治療を患者さまに届けられるよう尽力して参ります。
細胞培養器材事業では米国における研究予算削減による研究環境の急激な変化、並びに欧州や中東などにおいて継続する地政学的な混乱などの影響により、売上が低迷いたしました。一方で海外のニーズが大きい、UpCell®フラスコの販売に向けた製造を行い、最初の売上を計上いたしました。今後も拡販活動を強化するとともに、市場の需要に適した新製品の研究開発に注力することにより、新規顧客を獲得し、売上拡大に努めてまいります。
再生医療受託事業では東京都立病院機構 東京都立多摩北部医療センターが内視鏡による食道がん切除後の狭窄予防を目的とした再生医療の自由診療を開始しました。当社は当局への手続きの支援を行い、本自由診療に用いられる細胞シートの製造を受託する契約を締結いたしました。再生医療等製品の開発・製造受託機関(CDMO)としての活動を積極的にアピールすることで、新規の受託案件の獲得に注力して参ります。
2025年11月には当社主催「第4回細胞シート工学イノベーションフォーラム」を開催いたしました。社外からの参加者は100名を超え、盛況のうちに終了いたしました。日本発、世界初の「細胞シート工学」をより多くの研究者の皆さまに知っていただく機会となりました。当フォーラムは回を重ねる毎に研究発表のレベルが向上しており、ここでの交流の輪が細胞シート工学の更なる発展と社会実装を加速する契機となると考えております。
さて、当社は今年で創立25周年を迎えます。
この記念すべき年を前に、再生医療の一日も早い実現、事業化に向けて一層努力を続けていく所存です。本年も引き続きご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、旧年中に賜りましたご厚情に感謝いたします。
本年が皆様にとってすばらしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。








