イベント

第2回細胞シート工学イノベーションフォーラムは盛況のうちに終了しました

第2回細胞シート工学イノベーションフォーラムは全国から多くの方のご参加をいただき、11月1日(月)に盛況のうちに終了いたしました。今回は初めてのオンライン開催となりましたが、ポスターセッションでは参加者同士が会話ができる環境を作って、実際のポスターセッションに近い雰囲気の中で活発なディスカッションをしていただきました。
セルシードの会社創立20周年にあたり東京女子医科大学の清水達也教授は「細胞シートのダイバーシティー」というテーマで細胞シート工学をめぐるこの20年の研究開発の成果を振り返り、細胞シートは再生医療だけでなく、創薬、食料生産など新規分野での研究も始まっていることを報告されました。
公募したポスター賞には30報のポスターの応募があり、厳正な審査の結果下記の方々が賞を獲得されました。 フォーラムでご発表頂いた先生方、参加者の皆さまに厚くお礼を申し上げます。 フォーラムの詳しい様子は後日お知らせいたします。
 

最優秀賞

  • 山崎 和義 先生 北海道大学 脳神経外科
    「ラット亜急性期脊髄損傷モデルを用いた骨髄間葉系幹細胞シート移植の治療効果とメカニズム検証」

イノベーション賞

  • 田中 龍一郎 先生 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所
    「細胞シート技術で作るスキャフォールドフリーの培養肉」

優秀賞

  • 小川 典之 先生 信州大学 医学部泌尿器科学教室
    「ウサギ尿管部分切除モデルを用いた自己積層細胞シートによる尿管再生の試み」
  • 田原 滉大 先生 早稲田大学大学院 先進理工学研究科 生命理工学専攻
    「多層化細胞シートの心筋梗塞モデルラットへの移植」
  • 渕本 康史 先生 国際医療福祉大学 医学部
    「先天性食道閉鎖症術後の小児を対象とした自己上皮細胞シ−トによる再生治療のFIH臨床研究」

奨励賞

  • ⾼⽊ 亮 先生 国⽴成育医療研究センター・再⽣医療センター/東京⼥⼦医科⼤学・先端⽣命医科学研究所
    「ラミニン511-E8 断⽚とY-27632 は、終末分化能を維持したヒト胚性幹細胞由来⾓化細胞の増殖能を維持する」
  • 北原 遼先生 信州⼤学 医学部泌尿器科学教室
    「ラット腎凍結傷害モデルを⽤いた積層型⾃⼰間葉系幹細胞シートによる新規治療開発の試み」
  • 蓮井 宣宏先生 東京⼥⼦医科⼤学 先端⽣命医科学研究所
    「細胞シート⼯学を⽤いたin vitro NASH 繊維化モデルの開発」
  • 渡邉 ⼤祐先生 ファーマコセル株式会社
    「cellZscope+によるin vitro ⾎液脳関⾨モデルBBB Kitのタイトジャンクション機能解析」
  • ⾼橋 匠先生 東海⼤学 医学部医学科 外科学系整形外科学/東海⼤学⼤学院 医学研究科 運動器先端医療研究センター
    「多指症由来およびiPS 細胞由来同種軟⾻細胞シートの異種同所性移植モデルによる⽐較」
  • 梅澤 明弘先生 国⽴研究開発法⼈国⽴成育医療研究センター研究所
    「商業利⽤に対応した再⽣医療の産業化に向けたヒト間葉系幹細胞の安定供給事業のモデル構築」