細胞シート再生医療の研究を体験してもらう「理科出前授業」を2010年11月、都内の東京女学館高等学校にて実施しました。理科離れが進む中、少しでも理科に興味を持ってもらうことはもちろん、本物の機器や設備を使ってもらうことで、研究のおもしろさを体感してもらうことを目的に実施しました。定員8名のところ、11名の応募があったため、11名での実験となりました。
まずは自分たちの体が細胞からできていることを実感してもらうため、口の中の細胞を綿棒でこすりとって光学顕微鏡で観察しました。さらに弊社が用意した生きた「心臓の細胞」を位相差顕微鏡を使って観察!心筋細胞がびくっ、びくっと動いている様子をみて、学生だけでなく、高校の先生も興奮気味でした。「ヒトの体は再生するのか?」をテーマに細胞や再生医療についての講義を受けて、いよいよ細胞培養開始です。
学生さんたち自身がまいた細胞を理科室で1週間培養しました。1週間後の授業では、「どうやって培養皿から細胞を取り出すか?」を自分たちで考え、試行錯誤を行いました。最後に、温度応答性培養皿UpCellから細胞シートを回収し、眼球模型に移植をします。実際の医療現場とほとんど同じ作業とあって、学生たちは「すごい経験をした」、「日本人の発想力と技術力がいかにすばらしいかを実感した」、「再生医療の発達に将来自分たちも貢献できたらうれしいです」などなど多数のうれしい意見をいただきました。

セルシードは温度応答性培養皿UpCellを用いた細胞シート再生医療の授業を推進しています。現在、いくつかの学校の学生実習で用いられており、再生医療を学ぶツールとしての普及を考えています。 専門設備をお持ちでない中学校・高等学校でも、弊社スタッフが出張して「理科出前授業」を開催させていただきます。大学・専門学校などの専門設備の整ったところでは、どのように授業を進めていくか、またUpCellをどのように使ったらいいのかをご提案させていただきます。興味ある方は、お気軽に弊社までご連絡ください(*)。
(*)お問い合わせは、お問い合せフォームからお気軽にご連絡ください。